尿素を主体とした液肥の為、葉から素早く吸収され速効的な効果が期待できます。
特に干ばつ時など、根からの養分吸収が抑制された際には葉面散布が効果的です。
500~1,000倍に希釈して施用してください。1回あたりの散布量は100リットル/10aが目安です。
■使用回数と期待される効果
小麦(2〜3回)
起生期〜幼穂形成期の干ばつ時の葉面散布で草勢維持が期待できます。
出穂以降の葉面散布で歩留まり向上及びタンパク向上が期待できます。
馬鈴薯(5〜6回)
展葉期の葉面散布で塊茎数増加が期待できます。
開花期以降の葉面散布で塊茎肥大が期待できます。
豆類(3〜5回)
展葉期〜開花期の葉面散布で着莢数の増加が期待できます。
子実肥大期の葉面散布で歩留まり向上及び百粒重の増加が期待できます。
てんさい(5〜6回)
生育初中期の葉面散布で葉の生育及び根部肥大促進が期待できます。
干ばつ時の葉面散布で葉の活力を維持し、根からの養水分吸収を促進します。
■留意事項
希釈倍率・回数は目安ですから、気象や土壌条件・生育時期・作型に応じて適宜増減してください。
葉面散布の場合、生育初期の散布は間隔を長く(5〜6日)、中〜後期は作物の状態を見て3〜5日が目安です。
葉面散布の場合、日中または高温の時は散布を避けてください。
■注意
原則として農薬との混用は避けてください。
農薬と混用する場合には、1,000倍以上を基準として小規模散布を行い薬害のないことを確かめてから
散布してください。
石灰硫黄合剤(またはアルカリ性農薬)との混用は絶対に避けてください。