Farmer’s voice 2024 03 北海道肥料株式会社

現場通信
INFORMATION

Farmer’s voice 2024 03

〜生産者さんにお話を聞いてきました 〜
●生産者情報
 名  前 帰山諭さん
 生産地域 北海道新ひだか町
 生産作物 水稲
 労働構成 本人、父、母、

帰山さんと愛用のコンバイン

●農業について
・農業職についたきっかけ(理由)は?

父の代より、今の地域にて水稲栽培を営んでいる。今から30年程前、地元静内地区でのブランド米「万馬券」の立ち上げに熱心に取り組んでいる父の姿を見て、自然と農業職に就いた。また、過去約20年間に渡り農業高校で職員を務めていたこともあり、平日、休日問わず、常に農業に携わってきた。

・農業の魅力を教えてください。
やはりやりがい。天候との勝負である農業では、毎年同じことをやったとしても、絶対に同じ結果にはならない。そのような中で少しでもいいものを作るために、試行錯誤を続けていくことにやりがいを感じる。また、毎年地元のブランド米を楽しみにしている消費者がおり、自分達が生産したものをみんなに食べて頂いて、美味しいと喜んでもらえたときに、一生懸命に作って良かったと思える。

・農業をしていて、一番記憶に残っていることは? 
1993年の冷夏など、天候が厳しかったときのことは深く記憶に残っている。不作により十分な供給量が確保できず、消費者の期待に応えられなかったのが非常に残念であった。一方で、国内の米不足により外国産の米が流通した際には、あらためて国産米の美味しさを消費者に感じてもらうこととなり、稲作栽培を続けていくことの大切さを実感した。

今年からドローンを導入し、地区のドローン請負事業も行う。
暖な気候と、静内川から流れる上質な水が、地元ブランド米「万馬券」の品質を支えている。

●北海道肥料について
・北海道肥料とのお付き合いのきっかけは?
父の代にて、地元ブランド米「万馬券」立ち上げの際、品質にこだわった美味しい米を作ろうという取り組みの中で、有機ペレット肥料である「885」を当時の担当者(現社長)から紹介された。それ以来ずっと、万馬券の肥料にはペレット885を使用しており、万馬券の歴史は885と共にある、といっても過言ではない。

・今後、北海道肥料に期待することは?
時代のニーズに合った肥料の開発。農業経営での後継者不足のなかでは、今まで以上に「良いもの」を生産し、農作物の美味しさを分かってもらえないと、農業職に就きたいと思ってもらえないと思う。みどりの食料システム戦略などの取り組みもある中で、今後より一層有機肥料は必要になってくると思う。また、一人で大面積の作業が可能なドローンについても、今後需要は拡大していくと思うので、ドローン用肥料のラインナップ充実にも期待する。

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帰山 様
お忙しい中、インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。
今後とも北海道肥料株式会社をどうぞよろしくお願いしたします。

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